【漫画】日生マユ作 放課後カルテ

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今日は絵本ではなく漫画ですが。

最近15巻が発売されたのでちょっとご紹介。

 

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タイトルと表紙から想像出来るとおり、小学校が舞台です。

主人公の牧野は、産休に入った養護教諭の代わりとして小学校に赴任した、「保健室のせんせい」。

でも、普通のせんせいと違うところが一つあります。

それは、彼が養護教諭や保健師ではなく、医師免許を持った「保健医」であると言う事。

 

学校職員でありながら、病気の診断や医療行為が可能なのです。

 

彼は元々総合病院の小児科医で、小学校に派遣されたのには色々理由があるのですが、ここでは割愛。

 

牧野は生徒や教員と関わる中で、彼らが抱える問題や病気を見つけ出し治療すると同時に、自身もまた、少しずつ成長していきます。

 

牧野のキャラがね。

主人公っぽくなくていいですね。

こういうひねくれた人、大好物です。

主人公のくせに印象の薄い造形なのもよい。

 

主人公なのにあんまり積極的に動かないのですが、その代り、周りの子どもや先生たちが物語を引っ張っていってくれます。

子ども目線で進行する話が多いので、存在感の薄い主人公になったのかも。

 

序盤はほぼ1エピソード完結と言うか、1人の児童と1つの症例って感じで進んで行くのですが、巻数が多くなるにつれ当然ながら登場人物が増え、子ども同士の関係性も複雑に絡み合ってきて、前の話を読み返さないと、結構頻繁に、「あれ、これ誰だっけ?」ってなります。

 

あと、大変失礼ながら、登場キャラの顔の描き分けがあまりお上手ではないと言うか…。

一番最初の話で、ナルコレプシー(過眠症)の女の子が出て来るんですが、最初この子と、担任の女性教師の見分けがつかなくて戸惑いました…。

 

なので、正直初めて1巻を読んだ時は、継続して読み続けるのはないなーって思ってたんですよね。

心理描写とか病気の描き方が丁寧なのと、全体を通したストーリーと言うか、牧野の過去とか保健医としての成長なんかが面白くて、ついつい完結まで読み切ってしまいそうなのは自分でも驚きです。

何より、あとがきや作中の説明箇所で見える作者の方の誠実さに惹かれました。

重たいテーマに真剣に向き合っているのがよく分かると言うか。

 

キャラの見分け方など、文脈と髪形でなんとかなるしね!

 

あくまでフィクションなんでね。

実際の小学校で、個々の児童に対してここまできめ細かい指導と言うのは中々難しいだろうな、と思うし、公立の小学校に医師がいるなんてのもファンタジーなんでしょうけど。

こんな先生達がいたら、救われる子供も多いだろうな、と思います。

 

誰かが見ていてくれる、受け止めてくれる、向き合って話を聞いて、時には正しく叱ってくれる。本来は親がやるべき事です。

作品の中には、色々な事情のある、色々な保護者が出てきます。

私はもういい年した大人だから、親の方に感情移入してしまう部分もあるんですよね。

だけど、子どもを持った以上、自分よりも子供本位で何事も考えなくてはいけない。

それが責任を負うという事だと思います。

 

子どもって優しいから、親を気遣うんですよね。

許すことに関しては、子どもは天才だ、と、以前、とある児童精神科医の著書で読みました。

優しい子ほど、親の代わりに追い詰められて壊れて行ってしまうものだと知って、やるせない気持ちになりました。

 

ちょっと話がそれましたが、この漫画、最初はあまり知られていない子どもの病気を紹介する意図があるのかなー、と思っていたら、物語が進むにつれて、精神的な症状とか、病気ではないけど情緒に問題がある事例とか、発達障害との向き合い方とか、だんだん、子どもの成育環境に焦点を当てたストーリーが増えて来るんですよね。

親子関係とか、子ども同士の関係とか、兄弟親族の関係とか。

作者が本当に訴えたかったことは、実はこっちの方なのかな、と言う気がします。

 

問題がある、と一口に言ってもその原因は様々で、物理的な処置ですぐに取り除けるものもあれば、それまでの生育歴とか周囲の大人との関係とか、時間を掛けなければ解決できない事もある。

 

子育てをするうえで、病気の知識って大事だと思います。

 

知らない事を見つけるのはとても難しいから。自分の中にないものは、目の前にあっても気付けないから。こんな世の中なので、子ども(と自分)を守る上で知っておく必要があるな、と常々思っています。

それと同じくらい、身体的症状として現れない異常、子どもの心を健康に保つにはどうすればいいのかも、勉強する必要があると感じます。

その子の個性とか生まれつきの特性と思われている様々な問題も、実は育ち方、大人の関わり方に原因がある場合も多いと、子育てについて色々調べる中で学びました。

 

一般人にとっては、知らなきゃなぁと思うだけで、本格的に勉強するとなると中々腰が重いのですが、漫画だととっつきやすいので、この作品を切っ掛けに知った病気がたくさんあります。

もちろん、全てが語られている訳でないので、本質的な理解には及ばないのでしょうけど、意識に刻まれるかどうかは大きな分かれ道だと思います。

 

最近珍しくリアルタイムで追っかけている漫画だったので、次巻が最終巻と知ってちょっとしょんぼり。

電子書籍で読んでいたのですが、単行本も家に置きたいなぁ、と久々に思った漫画です。

場所がないからなー、まだ検討中ですが。

 

あー、広い家に住みたい。

 

 

 

 

 

  • 2018 01.18
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